読んで気になった方は、ピッコマで4話まですぐに読めるので是非読んでみて下さい。
※読んで自分が感じた表現で書いているので、実際読んだときに違ってる事もあります。
4話から感想が主なネタバレにしますので、ご了承お願いします。
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第16話
ここに来た理由
書くことを止めない理由を言ったカリナは、彼にここに来た理由の説明を求められたのだった。
カリナはミリアンに本音を伝える事に決めた。
10分間カリナの説明を聞いいたミリアンは次第いにその顔に怒りを宿した。
なおも説明を続けるカリナ。自身が家族から受けていた愛情や自分の気持ち隠さず話したのだった。
芸術病だと分かってから、カリナはこの家族の元で最後を迎えるのは余りにも辛く
逃げ出したのだと。あまりにも自身の感情や出て来た理由が幼稚だと彼女は言うが
その言葉にミリアンはカリナの事を幼稚ではないと否定。
そのことにカリナはビックリしたが、ミリアンは幼稚とはどんな風か彼女に言い聞かせた。
当たり前
彼女にとって兄弟に我慢する事は当たり前だった。兄の事は優先し、妹、弟には自身の大切な物を欲しがられたらあげる!それが彼女にとっての当たり前。
その当たり前の事をミリアンは否定した。
「当たり前なのはなぜだ」と
その言葉にカリナは気が付いた。いつからか彼女自身が譲ることが当たり前だと思っていた事に。
そう、兄弟に譲らなくてもいいの。カリナの物はカリナの物だ。
そんな感情も彼女はいつからか無くしてしまっていた。
その事に気が付いた時、彼女の瞳からジワリと涙が溢れそうに・・・。
泣くのを我慢しようとするカリナに溜息をつきミリアンは泣くのを我慢するなと彼女に寄り添うのだった。
気が付き
誰かの前で涙を見せたのは何年ぶりだろう。
カリナは声を抑えミリアンの胸の中で泣いた。
泣いて落ち着いてきたカリナに声をかけたら
返って来た言葉は謝罪。
そんな時は「ありがとう」と言うのだとミリアンはカリナに伝えた。
そして、彼はカリナに自身の思いを伝えたのだった。
その言葉を聞いたカリナは、自身がそんな風に考えた事も無かった事に気が付いた。
嫌な状況から逃げるために「ごめんなさい」と謝っていたから。
「大丈夫」とごまかしていたから。
そして、気が付いた。
その言葉はいつしか色あせて言葉の価値を失っていた事に
カリナ自身を縛り付けていた事に
その事に気が付かせてくれたミリアンに花が咲いたような笑顔を向け
自分の事を愛称で呼んでほしいと言った。
手紙の返事
カリナとの話を終えたミリアンは部屋を出ると執事が待ち構えていた。
その手には手紙が。
ミリアンはその手紙を受け取ろうとしたが、執事からの視線に気が付いた。
溜息を吐き、ジト目で見てくる執事に良く分からず、とりあえず手紙をよこせと
催促。
その手紙は「フェリオール・カルロス 」であった。
手紙の内容を読んだミリアンは魔王が降臨したような顔で声で手紙をクシャッと
潰したのだった。
無料で読める所
「余命わずかな脇役令嬢」は日本語版だとピッコマのサイトにて1日無料で読めます。
先が気になった人はピッコマ内のコインを買って先に読むことも出来ますよ。
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韓国のサイト (kakao.com)で先読みも出来ますが、日本語ではないのとサイトに登録が必要ですので注意が必要です。
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