ピッコマで公開されている【余命わずかの脇役令嬢】のネタバレと感想になります。
1話~4話までは無料で読めますが、まだ知らない方もいると思うので、1話から書いてます。
読んで気になった方は、ピッコマで4話まですぐに読めるので是非読んでみて下さい。
※読んで自分が感じた表現で書いているので、実際読んだときに違ってる事もあります。
また、1話~3話は無料で読めるので詳しく書きますが、絵の方で見て欲しいので
4話から曖昧な表現でのネタバレにしますので、ご了承お願いします。
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第2話
彼女の日常
とある日、きらびやかに光るシャンデリアに暖かな部屋、仲の良い両親
その両親の子供達がランチを食べるためにテーブルを囲った。
父は、双子の妹を見て安心した。そして、体の調子がいい事を喜び、
その言葉に嬉しそうに返事をする妹。
下の妹は生まれてからずっと体が弱く、父も母も兄もそんな妹を心配した。
よく効く薬が無いか必死に探して与えた両親。甘やかす兄。
ほっこりとした温かい雰囲気が家族の間に流れていた。だだ一人を除いて。
父、妹、弟は眩いほどのブロンドの髪に透き通ったブルーの瞳。
母は明るい赤茶のような髪に透き通ったブルーの瞳。
カリナただ一人、そんな両親と違っていた。髪は暗い茶色で、似ているのは
透き通ったブルーの瞳だけだった。
カリナは食べていた手を止め、先に部屋に戻る事を家族に告げたのだった。
それを、そっけなく返事を返した母。
返事すら返さない父と兄と双子の妹と弟
誰も、カリナがほとんど食べていない事を気が付く者はいない。
悲しい事に、カリナを気に掛ける者は、メイドにも家族にも居なかった。
それがカリナの日常だったのだ。
カリナは自分に 「慣れているから、大丈夫」と言い聞かせながら自分の部屋に向かっていった。
そう思わなければ、寂しくてしょうがなかった。
部屋に帰る途中で、さっき食べた食事が胃から上がってくる不快感を味わい、
彼女は急いで自分の部屋に行きこみ上がってきた物を出してしまった。
誰のも見られる事なく・・・
芸術病
カリナは自分の体調が悪くなっていってる事に気が付き、一人で医者を訪ねた。
カリナを診た医師はカリナの臓器が機能していない事を告げたのだった。
カリナに診断された病名は「芸術病」。
「芸術病」とは、
優れた才能えを持ち、奇跡を起こす者たちの事。
彼らはその奇跡の代償に様々な物を失った。
その中に自身の生命力を代償にするものがあった。
そう、カリナの芸術病はもっとも重い代償だったのだ。
医師はカリナに聞いた。
能力を使う度に体調が悪化したはずだと・・・健康診断を受けていれば、
もう少し早く分かり、ここまで酷くならなかったと。
そして、静かに医者はカリナに尋ねた。
家族は知っているのかと・・・。
カリナはうつむいてしまった。
彼女がまだ小さかった時、
嬉しそうに母に絵を見て貰おうとした時もあった。
でも、カリナの話を誰も聞いてくれなかったのだ。
そんなカリナの心に生まれた気持ちは、当てつけと変なプライドだけだった。
両親に愛されていた事は彼女も知っていた。
両親はいつも平等であろうと努力していたし、
病弱な妹や幼い弟には親の助けが必要だった事も彼女は仕方ないと思っていた。
一番上でも末っ子でもない、放っておいてもある程度一人で出来てしまう真ん中の自分。
2番目の関心は薄かった事に彼女も気が付いていた。
両親から長年、自身の話も聞いてくず、関心も薄かった事実は
カリナの心にある疑問が浮かんでしまったのだ。
話してしまったら、自分を本気で心配しているのか
奇跡の力が失われる事を心配しているか
カリナは、両親の心配をそのまま受け入れる事が出来なかった。
だからこそ、カリナは誰にも言わなかったのである。
カリナは、医師に貧血に嘔吐、喀血もある事も告白した。
そして、医師はカリナに残酷な事実を告げたのだった。
「余命は長くて1年
食事がとれなくなれば、体もどんどん弱っていく。正直1年ももつか分からない」と
それを泣きもせず、驚きもせずカリナは静かに医者に聞いた。
助かる方法はないのかと。
現在の医療ではこの病は治せず、余命を伸ばす事しかできない事を告げた。
最後に医師は「余命を伸ばす気があればまた来なさい」と告げ
カリナは医師の元を後にした。
彼女の望むモノ
医師に余命を告げられたカリナは、自室から窓の外を見ていた。
そこには、どこまでも続く青い空。
風が吹き、揺れる木々、大空に飛び立つ白い鳥
そこには、自由があった。
カリナに心に芽生えた望み
やりたいことを、やってみたい
無理して笑う事も、一人でなんでもできるように振る舞う事も
なんでも我慢できると思われるのも
家族の視線も、全てのモノから解き放たれたい。
好きでもいい
嫌いでもいい
自分だけを見てくれる人を望んだ
ただ「私」という人間を見てくれる人と最後に一緒に居たい。
そう考えた彼女の脳裏に一人の男性が浮かんだのだった。
決意
彼女の脳裏に浮かんだ男性とは、深い青色の髪に綺麗な赤の瞳の自分の婚約者の顔だった。
彼は初対面にも関わらず
カリナの事をタコなのか?と聞いた
言われた通りに
こっちにユラユラ
あっちにユラユラ
意思がないのなら来るべきではないと
その時、カリナは初めて彼は自分を見てくれたと感じたのだ。
そんな失礼な言葉を言っていたのにも関わらず、彼は婚約を解除しなかった。
カリナは、ひらめき、彼が居る領地に行ってみよと決意したのだった。
誰にも頼らず
自分の足で
最初で最後の旅を・・・・。
そして、カリナは旅の準備を始めた。
感想
「芸術病」カリナの病名がこの話で分かりましたね。しかも余命も。。。
第2子は本当に適当になってしまう親の気持ちも分かるけど、子供がそう感じてしまってるのは
親としてはアウトかな?と思ってしまいました。
自分も2児の母で、平等にしようと気を付けているのだけど、もし、カリナのように下の子が感じていたらと思うと、物凄く悲しいし親として申し訳ない気持ちになりますね。
本当に気を付けようと思いました。
しかも、体の調子が悪い事も言えない家族とは?と疑問を感じずにはいられなかったし
両親に関しては、カリナにもう少し目を向けてよ!!と思わずにはいられなかった。
カリナが幸せになりますように!病気が治る方法が見つかりますようにと祈ってしまう。
今後も注目です。
※自分の文章能力が乏しく
この素晴らしい作品を全て伝えられないので、
是非とも気になった方はピッコマで絵付きで読んで欲しいです。
無料で読める所
「余命わずかな脇役令嬢」は日本語版だとピッコマのサイトにて1日無料で読めます。
先が気になった人はピッコマ内のコインを買って先に読むことも出来ますよ。
https://piccoma.com/web/product/88153
韓国のサイト (kakao.com)で先読みも出来ますが、日本語ではないのとサイトに登録が必要ですので注意が必要です。
Twitterやってます。最近始めたのでフォローして下さると大喜びします。
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